西安府

陝西省の西安府の位置(1820年)

西安府(せいあんふ)は、中国にかつて存在した府。明代から民国初年にかけて、現在の陝西省西安市一帯に設置された。

概要

1369年洪武2年)、明により奉元路が西安府に改められた。西安府は陝西省に属し、直属の長安・咸寧・咸陽興平臨潼藍田涇陽高陵盩厔渭南富平三原醴泉の14県と華州に属する華陰蒲城の2県と商州に属する商南雒南山陽鎮安の4県と同州に属する朝邑白水郃陽澄城韓城の5県と耀州に属する同官県乾州に属する武功永寿の2県と邠州に属する淳化三水長武の3県、合わせて6州31県を管轄した[1]

のとき、西安府は陝西省に属し、長安・咸寧・咸陽・興平・臨潼・藍田・涇陽・高陵・鄠・盩厔・渭南・富平・三原・醴泉・同官・耀州・孝義庁寧陝庁の2庁1州15県を管轄した[2]

1913年中華民国により西安府は廃止された。

脚注

  1. ^ 明史』地理志三
  2. ^ 清史稿』地理志十
明朝の行政区分
 
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その他