小川島

小川島
小川島の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 日本の旗 日本佐賀県
所在海域 玄界灘
座標 北緯33度36分0秒 東経129度54分0秒 / 北緯33.60000度 東経129.90000度 / 33.60000; 129.90000座標: 北緯33度36分0秒 東経129度54分0秒 / 北緯33.60000度 東経129.90000度 / 33.60000; 129.90000
面積 0.92 km²
海岸線長 4 km
最高標高 60.6 m
小川島の位置(佐賀県内)
小川島
小川島
小川島 (佐賀県)
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小川島の位置(日本内)
小川島
小川島
小川島 (日本)
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 プロジェクト 地形
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小川島(おがわしま)は、佐賀県唐津市呼子町の北の沖合に位置する人口294人、142世帯(2021.11)の離島である。

概要

主産業は漁業で、イカ、ウニ、アワビ、サザエなどが多く採れる。島周辺はイカの好漁場で、一本釣りも行われており、呼子町の名物にもなっている。島の南部に第2種漁港の小川島漁港がある。

小川島は、長崎から壱岐を経て1595年に伝わった捕鯨によって繁栄した。島に移住した中尾氏が小川島を本拠地とし、千人以上を率いて捕鯨を行った。その繁栄振りは、長崎くんちの「鯨の潮吹き」は繁栄していたころの3代中尾茂啓が中心となって作られた、との逸話も残っているほどである。捕鯨は18世紀初頭から昭和初期にかけて興隆を見せ、鯨にまつわる民話や唄なども残っている。鯨の供養のため1863年(文久3年)に建立された鯨鯢供養塔は、今でもその面影を伝えている。また、大正時代に建てられた鯨見張所が保存されており、1974年には供養塔と共に県の重要有形民俗文化財として指定された[1]。さらに2006年に発表された水産庁の未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選にも選ばれている。

交通

川口汽船の定期船「そよかぜ」が就航しており、本土からは約20分である[2]呼子港とを往復する定期船「そよかぜ」は1日に5便ある(但し11月1日~3月14日までは4便)。そのほか海上タクシーも運航している。

脚註

[脚注の使い方]
  1. ^ 県指定重要文化財 小川島鯨見張所唐津市HP
  2. ^ “唐津道”. 一般社団法人唐津観光協会. 2021年9月26日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 小川島漁業協同組合
  • 小川島(おがわしま) | 佐賀県地域づくり公式サイトさがじかん
  • 小川島鯨鯢合戦
  • 国土地理院 電子国土地図
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非実効支配下の島は除く。印は民間人の定住者が居ない島嶼。太字特定有人国境離島地域に指定されている島嶼。
印は架橋などにより本土・沖縄本島と陸続となったが、引続き離島振興法などに指定されている島嶼。
印は本土・沖縄本島と橋で繋がらない有人島と架橋されている島嶼。印は一般利用可能な定期航路・航空路等を有しない未架橋の島嶼。
印は過去に離島振興法などに指定されていた島嶼あるいは法令上で無人指定離島として扱われる島嶼。
関連項目:日本の島の一覧 - 日本の離島架橋 - 離島振興法 - 小笠原諸島振興開発特別措置法 - 奄美群島振興開発特別措置法 - 沖縄振興特別措置法 - 離島航路整備法 - 有人国境離島特別措置法 - しま山100選