GnuTLS

GnuTLS
作者 Free Software Foundation
開発元 Nikos Mavrogiannopoulos, Simon Josefssonら [1]
最新版 3.8.0 - 2023年2月9日 (15か月前) (2023-02-09)[2] [±]
最新評価版 3.7.1 - 2021年3月10日 (3年前) (2021-03-10) [3] [±]
リポジトリ
  • gitlab.com/gnutls/gnutls.git
ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS マルチプラットフォーム
対応言語 14言語 [注釈 1]
サポート状況 開発中
種別 セキュリティライブラリ
ライセンス LGPL 2.1+
公式サイト www.gnutls.org ウィキデータを編集
テンプレートを表示

GnuTLSGNU Transport Layer Security; グヌーティーエルエス)はSSL/TLSDTLSプロトコルフリーなライブラリー実装のひとつである。アプリケーションがネットワーク通信層を越えて安全な通信プロトコルを利用できるようAPIを提供することを目的とする。GnuTLSには以下の機能がある [4]

概要

  • SSL 3.0、TLS (1.0, 1.1, 1.2, 1.3)、DTLS (1.0, 1.2) プロトコルのサポート
  • DANE
  • OCSP
  • RSA暗号楕円曲線暗号を含む公開鍵アルゴリズム
  • TLS-SRP(英語版): TLS認証におけるセキュアリモートパスワードプロトコル(英語版) (Secure remote password、SRP)
  • TLS-SRP(英語版): TLS認証における事前共有鍵(英語版) (Pre-shared key、PSK)
  • AESCamelliaを含む共通鍵アルゴリズム
  • /dev/cryptoを経由した暗号アクセラレータ
  • スマートカードを含む暗号トークン
  • TLS Extension
  • TLS Compression
  • X.509OpenPGP公開鍵証明書の取扱い
  • 証明書のパス検証

当初はその名の通りGNUプロジェクトの一環として開発されていたが、2012年末にGNU傘下から離脱しGNUから独立して開発が行われることになった。[5]

GnuTLSはGNU LGPLのライセンス下にあるが、いくつかの部分は GPLのライセンスを受けている。

GnuTLSはTLSのようなプロトコルをGNUプロジェクトのアプリケーションで扱えるようにすることを目的として作成された。既にOpenSSLは開発されていたが、OpenSSLのライセンスはGPLに対し非互換[6]であるため、GPLの下にあるソフトウェアはOpenSSLを使えなかった。

GnuTLSはGNOMEや、CenterIM、EximMuttSlrn、Lynx、CUPS[1]で用いられている。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 50音順にイタリア語、ウクライナ語、英語、エスペラント語、オランダ語、スウェーデン語、チェコ語、中国語、ドイツ語、フィンランド語、フランス語、ベトナム語、ポーランド語、マレー語。

出典

  1. ^ “GnuTLS”. 2013年10月29日閲覧。
  2. ^ “GnuTLS help mailing list” (2023年2月9日). 2023年7月3日閲覧。
  3. ^ “GnuTLS” (2021年3月10日). 2021年3月11日閲覧。
  4. ^ “The GnuTLS Transport Layer Security Library”. 2013年6月4日閲覧。
  5. ^ “gnutls is moving [LWN.net]” (2012年12月10日). 2018年9月9日閲覧。
  6. ^ Mark McLoughlin (2004年6月22日). “The OpenSSL Licence and The GPL”. 2021年11月26日閲覧。

関連項目

ポータル FLOSS

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • GnuTLSの開発者であるNikos Mavroyanopoulosのインタビュー(2003年)
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