DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on
少女たちは傷つきながら、夢を見る
監督 高橋栄樹
製作 窪田康志
新坂純一
秋元伸介
北川謙二
吉田立
ナレーター 能登麻美子
出演者 AKB48
SKE48
NMB48
HKT48
SDN48
JKT48
音楽 大坪弘人
主題歌ファースト・ラビット」AKB48
撮影 村上拓
編集 伊藤潤一
製作会社 AKS
東宝
秋元康事務所
north river
NHKエンタープライズ
配給 東宝映像事業部
公開 日本の旗 2012年1月27日
上映時間 115分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3億6600万円[1]
前作 DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?
次作 DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?
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DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(ドキュメンタリー オブ エーケービーフォーティエイト ショウ マスト ゴー オン しょうじょたちはきずつきながら、ゆめをみる)は、2012年日本ドキュメンタリー映画AKB48ドキュメンタリー映画第2作。2011年の1年間を扱っている。

解説

監督は、AKB48のメジャーデビュー間もない頃の「軽蔑していた愛情」から本作公開時点での最新作「上からマリコ」にいたるまでミュージック・ビデオを多く手がけてきた高橋栄樹。ナレーションは声優能登麻美子が担当。主題歌「ファースト・ラビット」が映画用に書き下ろされた。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)復興支援のため、AKB48と姉妹グループが同年5月から開始した「誰かのために」プロジェクト被災地訪問ライブ活動の様子と、宮城県仙台市出身で当時のメンバー唯一の被災者だった12期研究生(当時)岩田華怜へのインタビューを軸に、前田敦子大島優子から1位の座を奪回した『AKB48 22ndシングル 選抜総選挙』や、過呼吸と脱水症状で倒れるメンバーが続出した西武ドームコンサートの凄絶な舞台裏、そして新たに研究生から昇格したメンバーだけで結成されたチーム4の紆余曲折などが描かれた。高橋監督には、AKB48総合プロデューサーの秋元康から「被災地支援活動に対する彼女たちの思いや西武ドーム公演を柱として、AKBの持っている"光と影"の部分を捉えてほしい」という指示があったという[2]

映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場第7位を記録している[3]。それまでAKB48に関心のなかったような人が高く評価したり、中には「これは一種の戦争映画」などと形容するツイートも見られた[4]。ラッパーで映画評論家の宇多丸は「日本アイドル史上に残る日本型アイドルの進化史の一つの到達点。臨界点といっていい」と絶賛した[5]。しかし監督の高橋自身は自ら作った作品であるにもかかわらず、震災から13年が経過した2024年3月11日の時点でも、公開以来いまだに見ることができないと明かしている[6]

スタッフ

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 210頁
  2. ^ “高橋栄樹監督「AKB48を尊敬していただく」 - ドキュメンタリー映画第2弾”. マイナビニュース (2012年1月22日). 2020年8月24日閲覧。
  3. ^ “『ALWAYS』がV2で10億円!『ミッション:インポッシブル』は50億円突破!! AKBドキュメンタリーは7位初登場!!”. シネマトゥデイ (2012年2月1日). 2012年2月1日閲覧。
  4. ^ “震災後のAKB48「少女たちは傷つきながら、夢を見る」”. エキサイト:ニュース (2012年2月7日). 2020年8月24日閲覧。
  5. ^ “ラッパー宇多丸が「AKB」ドキュメントを絶賛 これは「戦場だ」「バトルロワイヤルだ」「臨界点だ」”. J-CASTニュース (2012年2月21日). 2020年8月24日閲覧。
  6. ^ 高橋栄樹の2024年3月11日のポスト、2024年3月14日閲覧。

関連項目

  • 風は吹いている - 2011年10月26日に発売されたAKB48のメジャー23作目のシングルで、東日本大震災の被災地へ向けた「震災復興応援ソング」として制作されたメッセージソング。劇中でも被災地訪問ライブで歌う様子が映し出されている。
  • DOCUMENTARY of AKB48 AKB48+1 - 前作と同様、映画公開前の2012年1月23日深夜にNHK総合で放映されたテレビドキュメンタリー作品。AtoZ形式で2011年の活動を振り返る構成となっている。バンド形式の「GIVE ME FIVE!」の半年におよぶ楽器演奏特訓風景、メンバー全員によるインフルエンザ予防接種風景の映像が公開された。声優の保村真がナレーションを、AtoZ部分のタイトルコールはAKB48グループ(SDN48を除く)のOvertureを歌うDJ TAZがそれぞれ担当した。同年4月20日にリリースされたDVDの映像特典として、ディレクターズ・カット版が「ファースト・ラビット」PVと共に収録。
  • めざましテレビ - 2012年1月24日放映の芸能コーナー「見たもんGA-CHI」で、映画が未公開映像も含めて取り上げられた。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト - 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ
  • 高橋栄樹監督インタビュー
  • DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る - allcinema
  • DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る - KINENOTE
 
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