2024年のNBAオールスターゲーム

2024年のNBAオールスターゲーム
1234
イースト 53515651 211
ウェスト 47424750 186
日付 2024年2月18日
アリーナ バンカーズ・ライフ・フィールドハウス
開催地 インディアナ州インディアナポリス
MVP デイミアン・リラード (イースト)
ネットワーク TNT
TBS
NBAオールスターゲーム

2024年のNBAオールスターゲームは、2024年2月18日インディアナ州インディアナポリスバンカーズ・ライフ・フィールドハウスで開催されたNBAのオールスターゲームである。2021年2月にインディアナポリスで開催される予定だったが新型コロナウイルスの影響で中止されていた[注釈 1]。インディアナポリスがオールスターゲームを主催するのはこれが2度目となり、市内で最後に開催されたのは1985年のRCAドームだった。2017年以来、7年ぶりにイースタン・カンファレンス対ウェスタン・カンファレンスの対戦方式が復活した。

オールスターゲーム

フォーマットの変更

2018年以降、両カンファレンスで最多得票の選手2人が、カンファレンスに関係なくドラフトで選手を指名して結成したチームが対戦するという方式であったが、2023年10月25日にコミッショナーのアダム・シルバーがこれを廃止し、従来通りのイースタン・カンファレンス対ウェスタン・カンファレンスの対戦方式に戻すことを発表した[1]。同時に、第3Q終了時点でリードしている方のチームの得点に「24」を加算し、第4Qはどちらかがその得点に到達するまで試合が続くエラム・エンディング(英語版)も廃止された。一方で募金活動は維持され、各Qで得点が多かった方のチームが賞金を獲得し、それが慈善団体へ寄付される。

コーチ

イースタン・カンファレンスのヘッドコーチには、2月3日にミルウォーキー・バックスのヘッドコーチに就任したばかりのドック・リバースが選出された。ボストン・セルティックスはリーグ最高勝率を記録していが、ヘッドコーチのジョー・マズーラは昨年のオールスターゲームでヘッドコーチを務めており、2年連続でヘッドコーチを務めることができないというルールにより選出資格がなかった[2]

ウェスタン・カンファレンスのヘッドコーチには、ミネソタ・ティンバーウルブズのクリス・フィンチが選出された[3]

選出選手

ロサンゼルス・レイカーズレブロン・ジェームズは、カリーム・アブドゥル=ジャバーを抜きNBA史上最多となる20回目の選出となった[4]

イースタン・カンファレンス
Pos 選手 チーム 選出回数
スターター[5]
G タイリース・ハリバートン インディアナ・ペイサーズ 2
G デイミアン・リラード ミルウォーキー・バックス 8
F ヤニス・アデトクンボ ミルウォーキー・バックス 8
F ジェイソン・テイタム ボストン・セルティックス 5
C ジョエル・エンビードINJ1 フィラデルフィア・76ers 7
リザーブ[6]
G ジェイレン・ブランソン ニューヨーク・ニックス 1
G タイリース・マクシー フィラデルフィア・76ers 1
G ドノバン・ミッチェル クリーブランド・キャバリアーズ 5
F ジェイレン・ブラウン ボストン・セルティックス 3
F パオロ・バンケロ オーランド・マジック 1
F ジュリアス・ランドルINJ2 ニューヨーク・ニックス 3
C バム・アデバヨ マイアミ・ヒート 3
G トレイ・ヤングREP1 アトランタ・ホークス 3
F スコッティ・バーンズREP2 トロント・ラプターズ 1
ヘッドコーチ: ドック・リバース (ミルウォーキー・バックス)[7]

ウェスタン・カンファレンス
Pos 選手 チーム 選出回数
スターター[5]
G ルカ・ドンチッチ ダラス・マーベリックス 5
G シェイ・ギルジャス=アレクサンダー オクラホマシティ・サンダー 2
F ケビン・デュラント フェニックス・サンズ 14
F レブロン・ジェームズ ロサンゼルス・レイカーズ 20
C ニコラ・ヨキッチ デンバー・ナゲッツ 6
リザーブ[6]
G デビン・ブッカー フェニックス・サンズ 4
G ステフィン・カリー ゴールデンステート・ウォリアーズ 10
G アンソニー・エドワーズ ミネソタ・ティンバーウルブズ 2
F ポール・ジョージ ロサンゼルス・クリッパーズ 9
F カワイ・レナード ロサンゼルス・クリッパーズ 6
F カール=アンソニー・タウンズ ミネソタ・ティンバーウルブズ 4
C アンソニー・デイビス ロサンゼルス・レイカーズ 9
ヘッドコーチ: クリス・フィンチ (ミネソタ・ティンバーウルブズ)[8]

^INJ1 ジョエル・エンビードは膝の怪我により欠場[9]
^INJ2 ジュリアス・ランドルは肩の怪我により欠場[9]
^REP1 ジョエル・エンビードの代役としてトレイ・ヤングを選出[9]
^REP2 ジュリアス・ランドルの代役としてスコッティ・バーンズを選出[9]

オールスターウィークエンド

セレブリティゲーム

チーム・シャノン
選手 バックグラウンド
マイカ・パーソンズ NFL選手
コナー・デイリー レーシングドライバー
クインシー・アイザイア(英語版) 俳優
ジョエル・ロイド(英語版) WNBA選手
カイ・シナット(英語版) ストリーマー
ディラン・ワン(英語版) 俳優
リリー・シン 女優
サー(英語版) 歌手
ウォーカー・ヘイズ(英語版) 歌手
アヌエルAA 歌手
ヘッドコーチ: シャノン・シャープ (元NFL選手)
アシスタントコーチ: 50セント (ラッパー、俳優)
アシスタントコーチ: ペイトン・マニング (元NFL選手)

チーム・スティーブン・A
選手 バックグラウンド
ジェニファー・ハドソン 歌手、女優
メッタ・サンディフォード=アーテスト 元NBA選手
ジャック・ライアン(英語版) ストリートボール選手
AJ・マクリーン 歌手
C・J・ストラウド NFL選手
クワミ・オンワチ(英語版) 料理人
ナターシャ・クラウド(英語版) WNBA選手
アダム・ブラックストーン(英語版) 歌手
ジャンマルコ・タンベリ オリンピック走高跳金メダリスト
ヘッドコーチ: スティーブン・A・スミス (スポーツ番組司会者)
アシスタントコーチ リル・ウェイン (ラッパー)
アシスタントコーチ エイジャ・ウィルソン (WNBA選手)

Stephen vs. Sabrina

スリーポイントシュートコンテストの後に、ステフィン・カリーと、2023年のWNBAオールスターゲームのスリーポイントシュートコンテスト優勝者であるサブリナ・イオネスク(en:Sabrina Ionescu)による3ポイントシュート対決が行われた[10]。対決はNBAのスリーポイントラインを使用し、スリーポイントシュートコンテストと同じルールで行われ、先攻のイオネスクが26ポイント、後攻のカリーが29ポイントを記録し、カリーの勝利となった[11]。イオネスクの記録した26ポイントは、直前のスリーポイントシュートコンテストで優勝したデイミアン・リラードと同ポイントであった[11]

脚注

注釈

  1. ^ その後、2021年のオールスターゲームは3月7日にアトランタで開催が決定された。

出典

  1. ^ “Classic format returns for 2024 NBA All-Star Game” (英語). NBA.com. 2024年2月16日閲覧。
  2. ^ “Doc Rivers, Bucks staff to coach Eastern Conference in 2024 NBA All-Star Game” (英語). NBA.com. 2024年2月16日閲覧。
  3. ^ “Chris Finch to coach Western Conference in 2024 NBA All-Star Game” (英語). NBA.com. 2024年2月16日閲覧。
  4. ^ “LeBron James makes history with 20th All-Star selection” (英語). NBA.com. 2024年2月16日閲覧。
  5. ^ a b “2024 NBA All-Star starters announced”. NBA (2024年1月25日). 2024年1月25日閲覧。
  6. ^ a b “2024 NBA All-Star reserves announced”. NBA (2024年2月1日). 2024年2月2日閲覧。
  7. ^ “Doc Rivers, Bucks staff to coach Eastern Conference in 2024 NBA All-Star Game”. NBA (2024年2月3日). 2024年2月3日閲覧。
  8. ^ “Chris Finch to coach Western Conference in 2024 NBA All-Star Game”. NBA (2024年2月4日). 2024年2月4日閲覧。
  9. ^ a b c d “Trae Young, Scottie Barnes named as injury replacements for Eastern Conference”. NBA (2024年2月6日). 2024年2月6日閲覧。
  10. ^ “カリーが3P女王に勝利、スラダンはマクラングが史上5人目の連覇達成[NBAオールスターサタデー]”. 月刊バスケットボールWEB (2024年2月18日). 2024年5月6日閲覧。
  11. ^ a b “【NBA】ステフィン・カリーがサブリナ・イオネスクとの対決にこめた思い「彼女の活躍は少年少女のモチベーションになる」”. Basket Count (2024年2月18日). 2024年5月6日閲覧。

外部リンク

  • 2024 NBA All-Star Game at nba.com
  • 2024 NBA All-Star Weekend at AllStarWeekendIndiana.com
1950年代
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1960年代
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1970年代
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1980年代
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