稲森安太己

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稲森 安太己Yasutaki Inamori、いなもり やすたき、1978年 - )は、日本作曲家東京都出身。

略歴

数年ほど渡米していたが、方向性の違いを感じて帰国、2002年から作曲科に入りなおす。2006年 東京学芸大学教育学部芸術文化課程音楽専攻卒業。東京学芸大学大学院修了。それまでに作曲山内雅弘、金田潮、河村めい子、ダニエル・ケスナーに師事。

2008年以後はドイツに住み、ヨハネス・シェルホルン他の教授陣の下で研鑽を積んでいる。日本人として、初めてベルント・アロイス・ツィンマーマン奨学金[1]を受賞。その作品は尺八ソロのための作品であった。

現在は日本人として初めてグラヴィス出版社[2]と専属契約し、57作の楽曲が出版されている。

受賞歴

  • 1994年 - 第18回神奈川合唱曲作曲コンクール第二位
  • 2004年 - 第21回現音作曲新人賞入選
  • 2006年 - 第23回現音作曲新人賞入選
  • 2007年 - 第29回日本交響楽振興財団作曲賞入選 
  • 2007年 - 第4回JFC作曲賞受賞
  • 2007年 - 武生作曲賞入選
  • 2007年 - 第76回日本音楽コンクール第一位[3]
  • 2007年 - 第24回現音作曲新人賞富樫賞(第二位相当)
  • 2008年 - フリーブール国際宗教作曲コンクール佳作
  • 2008年 - IIC TOKYO国内作曲コンクール優秀賞(第二位該当)
  • 2008年 - ハーレルベーケ市国際吹奏楽作曲コンクール第三位
  • 2009年 - 第二回佼成国際吹奏楽作曲コンクール第三位
  • 2010年 - 第四回VIA-NOVA主催若手作曲家フォーラム選出
  • 2011年 - ヴィア・ノヴァ主催ワイマール国際作曲コンクール第三位
  • 2011年 - ライヌル国際作曲コンクール第三位
  • 2011年 - ベルント・アロイス・ツィンマーマン奨学金(日本人として初受賞)
  • 2012年 - 芥川作曲賞最終演奏選考ノミネート
  • 2014年 - 芥川作曲賞最終演奏選考ノミネート
  • 2016年 - ソフォス国際作曲コンクール第一位[4]
  • 2019年 - 芥川也寸志サントリー作曲賞[5][6]

主要作品

  • 『ピエドラ』
  • 『Variations』
  • 『リバーシ』

脚注

  1. ^ “Yasutaki Inamori”. www1.wdr.de. 2019年5月22日閲覧。
  2. ^ “Yasutaki Inamori”. www.editiongravis.de. 2019年5月22日閲覧。
  3. ^ “動画”. oncon.mainichi-classic.jp. 2019年5月22日閲覧。
  4. ^ “10. Kompolize Winter 2017”. www.psophos.de. 2019年5月22日閲覧。
  5. ^ “2018年1月1日より2018年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に譜面と初演録音により、選考委員3名の合議の末、ノミネート作品3作品を選定した。”. www.suntory.co.jp. 2019年5月22日閲覧。
  6. ^ “Kompositionspreis für Yasutaki Inamori”. www.editiongravis.de (2019年9月6日). 2019年9月29日閲覧。

外部へのリンク

  • Yasutaki Inamori. Composer ー 公式サイト
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