皮疹

皮疹(ひしん)とは、皮膚に出現する肉眼的変化である発疹(はっしん、ほっしん、rash, eruption, exanthem, exanthema)の表現方法のことである。以下に示す用語は、皮膚科学をはじめ医療分野で一般的に使用される言葉である。また、口などの粘膜に生じるものを粘膜疹(ねんまくしん)と特別に言う。

皮疹の種類

原発疹:一次性に発するもの
    • 紅斑(こうはん) - ばら疹、滲出性紅斑、環状紅斑
    • 紫斑(しはん)
    • 白斑(はくはん)
    • 色素斑(しきそはん)
    • 毛細血管拡張
  • 丘疹(きゅうしん)
  • 結節(けっせつ)
  • 水疱小水疱(すいほう・しょうすいほう)
  • 膿疱(のうほう)
  • 膿腫・嚢腫(のうしゅ)
  • 蕁麻疹・膨疹(じんましん・ぼうしん)
続発疹:二次性に発するもの
  • 表皮剥離(ひょうひはくり)
  • 腫瘤(しゅりゅう)
  • 膿瘍(のうよう)
  • 亀裂(きれつ)
  • 糜爛(びらん)
  • 潰瘍(かいよう)
  • 胼胝(べんち)
  • 萎縮(いしゅく)
  • 痂皮(かひ)
  • 鱗屑(りんせつ)
特殊
  • 壊疽(えそ)
  • 苔癬(たいせん)
  • 苔癬化(たいせんか)
  • 紅皮症
  • 黒皮症
  • リベド
  • 多形皮膚萎縮症
  • 痤瘡
  • 毛瘡
  • コンジローマ
局面

粘膜疹の種類

  • 糜爛(びらん)
  • アフタ
  • 潰瘍(かいよう)
  • 水疱(すいほう)

皮疹の意義

  • 皮疹を言葉で表現することにより、医療者同士の情報交換が可能である。
  • 皮疹の状態を表現することにより、皮膚疾患の診断に役立つ。

関連項目

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典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • 日本