志成ボクシングジム

志成ボクシングジム(しせいボクシングジム)は、東京都目黒区下目黒にあるボクシングジムである。

ジム外観(2023年3月)

概要

2020年6月22日に、オザキジムの元会長であった第23代日本スーパーフライ級王者の木谷卓也(現役時代は金子ボクシングジム所属)によって『Ambition GYM(アンビション ジム)』として開設された。

オザキジムは1973年6月に設立され、長期にわたる休止を経て2005年2月26日のリニューアルとともに木谷がマネージャー兼トレーナーに就任[1]。2015年より木谷が会長に就任したが、2017年9月にジムから出火し、そばを走る小田急小田原線車両に引火する火災が発生、ジムは焼失した[2]

ライセンスはオザキジムのものを使用。所属選手としてはDANGAN AOKIより井岡一翔白井・具志堅スポーツより比嘉大吾の世界王座経験者2人が移籍しプロ活動を開始。

当面はEBISU K'S BOXジム内に間借りする形でジムを運営し、その間にジム開設の場所を探していた[3]

2021年7月15日に、ジムの名称を『志成ボクシングジム』に変更して、東京都目黒区下目黒に移転した[4][5]

12月1日付でエディ・タウンゼント賞トレーナー藤原俊志とプロ専用トレーナーとして契約[6]。プロ専用トレーナーには他に「チーム内山」の一員としてエディ・タウンゼント賞を受賞した佐々木修平もいる。

主催興行は「LIFETIME BOXING FIGHTS」「ガッツファイティング」の2ブランドで行っていた。前者は2018年12月31日に当時JBCライセンスがなかった井岡がマカオで行ったドニー・ニエテスとのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ以来井岡の世界戦をメインとする興行で行われきたブランドであり、当ジム創設後は井岡あるいは比嘉がメインを務める興行で使われていた。後者は1978年よりTBSテレビにて放送する中継番組としてプロモート先を変えつつ続けており、協栄プロモート時代には木谷会長の現役時代の試合も組まれていた(ただし世界戦が組まれていない場合、興行を問わず深夜の「ガッツファイティング」枠での放送となっていた)。2022年からは前者に一本化され、ABEMAにてライブ配信されることになった。世界戦をメインとする興行は引き続きTBS及びParaviで生中継されていたが、2023年よりこちらもABEMA PPVに配信される。

選手

ジム出身世界王者

主な現役選手

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “オザキボクシングジム”. 2005年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月13日閲覧。
  2. ^ “ボクシングビート取材”. boxer fit. (2018年7月19日). https://boxer-fit.co/blog/426.html 2022年4月12日閲覧。 
  3. ^ a b 井岡一翔、Ambitionジムへ移籍/BOX サンスポ.com 2020年6月25日
  4. ^ コロナ対策 選手1人あたり2万円の補助を12月まで延長 井岡一翔のAmbitionジム 志成ジムとして7月にリニューアル Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月15日
  5. ^ 井岡一翔が志ジムで再始動「新たな伝説作る」 比嘉大吾も再起に決意 Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月15日
  6. ^ ご報告 藤原俊志ブログ「藤原VS...」 2021年12月1日
  7. ^ 比嘉大吾、井岡一翔と同じAmbitionジムに所属/BOX サンスポ.com 2020年6月30日
  8. ^ “ボクシング森武蔵、井岡一翔所属の志成ジム移籍「復活ののろしをあげます」”. nikkansports.com. (2021年7月29日). https://www.nikkansports.com/battle/news/202107290000605.html 
  9. ^ “元全日本女王・伊藤沙月がプロテスト合格 井岡一翔ら所属の志成ジムからデビューへ”. スポーツ報知. (2021年11月9日). https://hochi.news/articles/20211109-OHT1T51124.html?page=1 2021年11月10日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 志成ボクシングジム (@SHISEIboxingGYM) - X(旧Twitter)
  • 志成ボクシングジム (@shiseiboxinggym) - Instagram
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