国本哲男

國本 哲男(くにもと てつお、1925年3月18日[1] - 1996年3月10日)は、日本のロシア史学者。

兵庫県(現神戸市)生まれ。陸軍幼年学校ののち、大阪外事専門学校でロシア語を学び、1953年京都大学文学部史学科卒、同大学院経済学研究科修了。中学校教師ののち1960年大阪外国語大学助教授、大阪大学教養部助教授、言語文化部教授。1973年「ロシア国家の起源」で大阪大学文学博士。88年定年退官、名誉教授。87年『ロシア原初年代記』で日本翻訳出版文化賞受賞[2]

著書

共編

翻訳

  • 『ゲルマン共同体の基本構造 階級社会への移行の多様性と封建制度の成立』福富正実共訳編 有斐閣 ソビエト史学叢書 1960
  • ソ連科学アカデミー編『ロシア近代文化史』石黒寛共訳 ミネルヴァ書房 1972
  • 『ロシア原初年代記』中条直樹,山口巌共訳 名古屋大学出版会 1987

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 藤本和貴夫「國本哲男先生への弔辞」『ロシア語ロシア文学研究』第29号、日本ロシア文学会、1997年、199-200頁、NAID 110001248621。 
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