ヴァイクンタプラムにて
ヴァイクンタプラムにて | |
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Ala Vaikunthapurramuloo | |
監督 | トリヴィクラム・シュリニヴァス(英語版) |
脚本 | トリヴィクラム・シュリニヴァス |
製作 | アッル・アラヴィンド S・ラーダー・クリシュナ(英語版) |
出演者 | アッル・アルジュン プージャー・ヘーグデー |
音楽 | タマン・S |
撮影 | P・S・ヴィノード(英語版) |
編集 | ナヴィーン・ヌーリ(英語版) |
製作会社 | ギータ・アーツ(英語版) ハーリカ&ハシニー・クリエーションズ |
公開 | 2020年1月12日 |
上映時間 | 165分[1] |
製作国 | インド |
言語 | テルグ語 |
製作費 | ₹1,000,000,000[2] |
興行収入 | ₹2,500,000,000[3] |
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『ヴァイクンタプラムにて』(Ala Vaikunthapurramuloo)は、2020年に公開されたインドのアクションドラマ映画[4][5]。トリヴィクラム・シュリニヴァス(英語版)が監督、アッル・アラヴィンドとS・ラーダー・クリシュナ(英語版)がプロデューサーを務めた[6]。主演はアッル・アルジュンとプージャー・ヘーグデーが務め、助演キャストとしてタッブー、ジャヤラーム(英語版)、スシャント(英語版)、ナヴディープ(英語版)、サムドラカニ、ムラリ・シャルマ、ラジェンドラ・プラサード(英語版)、スニール、サチン・ケーデーカル(英語版)、ハルシャ・ヴァルダン(英語版)が出演している[7][8][9][10]。映画音楽の作曲はタマン・Sが手掛け[11]、撮影と編集はP・S・ヴィノード(英語版)とナヴィーン・ヌーリ(英語版)が手掛けた。映画は2020年1月12日に公開され、トリヴィクラムの演出と脚本、アッル・アルジュンとムラリ・シャルマの演技、S・タマンの音楽が高く評価され、50日間以上上映された[12]。
ストーリー
キャスト
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製作
撮影
『アラヴィンダとヴィーラ』の公開後、トリヴィクラム・シュリニヴァス(英語版)がアッル・アルジュンを主演に迎えて新作映画を製作するという報道が流れた。後に企画は正式に発表されたが、映画のジャンルについての詳細は発表されなかった。2018年12月31日にギータ・アーツ(英語版)が新作映画の企画を発表し、トリヴィクラム・シュリニヴァスが監督を務め、ハーリカ&ハシニー・クリエーションズと共同製作になることが明らかになった[13]。2019年4月8日のアッル・アルジュンの誕生日に合わせて主要キャストとスタッフが発表され、同月14日にプージャが執り行われ撮影が開始された[14]。
2019年4月23日から第1スケジュールの撮影が始まり、6月5日から第2スケジュールの撮影が開始された。この期間中にプージャー・ヘーグデー、ニヴェタ・ペトゥラージ(英語版)、タッブー、スシャント(英語版)が撮影に加わった[15][16]。8月15日には映画のタイトルが「Ala Vaikunthapurramuloo」であることが発表された[17]。11月中旬からは歌曲シークエンス「Samajavaragamana」撮影のため、撮影チームはフランスに移動した。シーンの一部はル・モン=サン=ミシェルとエッフェル塔で撮影された。また、リドでも撮影が行われ、『ヴァイクンタプラムにて』は同地で撮影された最初の南インド映画となった[18]。悪役にはタミル語映画の監督・俳優のサムドラカニが起用された[19]。
サウンドトラック
サウンドトラックと映画音楽の作曲はタマン・Sが手掛けている。2020年1月5日にテルグ語版の楽曲がデジタルリリースされ、翌6日にはハイデラバードで開催されたAVPLミュージック・コンサートでタマンと彼の音楽チームによって楽曲が披露された。同月10日にはマラヤーラム語版の楽曲がリリースされた。
マーケティング
製作チームはショートビデオをリリースして映画のプロモーションを開始し、8月15日のインド独立記念日に合わせて映画のタイトルを発表するためのショーとビデオが公開された。映像に収録されていたアッル・アルジュンのジェスチャーは観衆を魅了し、視聴した映画ファンは『ヴァイクンタプラムにて』が中産階級の家族を題材にしたユーモアのある作品になることを理解した[17]。2019年9月1日に宣伝ポスターが公開され、高層ビルとベントレー車を背景にスーツ姿のアッル・アルジュンが描かれていた[20]。10月17日にはダシャラー祭(英語版)に合わせて、アッル・アルジュンをフィーチャーした新たな宣伝ポスターが公開された[21]。これに先立つ同月13日には迷彩服を着たアッル・アルジュンの宣伝ポスターが公開されており[22]、同月20日にはスシャントをフィーチャーした宣伝ポスターが公開された[23]。タッブーをフィーチャーした宣伝ポスターは、彼女の誕生日である11月4日に公開された[24]。マラヤーラム語吹替版の宣伝ポスターは、トリヴィクラム・シュリニヴァスの誕生日である11月7日に公開された[25]。12月8日に特報が公開され、同月11日に予告編が公開され好意的な意見が寄せられた[26][27]。同月19日にはマラヤーラム語吹替版の予告編が公開された。
公開
2020年1月11日にアメリカ合衆国で公開され、インドでは翌12日のマカール・サンクランティ(英語版)に合わせて公開された。ケーララ州では「Angu Vaikuntapurathu」のタイトルでマラヤーラム語吹替版が公開されている。2月27日からはNetflix、サンNXTで英語字幕付きのデジタル配信が開始され[28]、3月4日からはマラヤーラム語吹替版の配信も開始された[29]。
評価
ファーストポストのヘマント・クマールは3.25/5の星を与え、「トリヴィクラム・シュリニヴァスは最高の文筆家であり、彼の文は音楽のように耳に届きます。彼は、あなたが物語を通してキャラクターが話したり歌ったりする全てのものを理解させたいとおもっています。しかし、『ヴァイクンタプラムにて』で彼は遠回りしてキャラクター通しの感情的なドラマに焦点を当てています。軽妙な筋道とユーモアだけではなく、キャラクター同士の感情的なやり取りが深い印象を残しています」と批評している[30]。ローヒト・モハンはコイモイ(英語版)に批評を寄せ、3.5/5の星を与え「アッル・アルジュンのファンだけではなく、全ての映画ファンもダシャラー祭シーズンに観賞するのに最適なファミリー・エンターテイナーになっています」と批評している[31]。ハンズ・インディア(英語版)は3.25/5の星を与え、キャストの演技と物語、映画音楽は好意的な評価を与え、大きな失点はなかったと分析した[32]。ザ・タイムズ・オブ・インディアのニーシタ・ニヤヤパティは3.5/5の星を与え、「『ヴァイクンタプラムにて』は決まり文句と予測可能なストーリーにもかかわらず、トリヴィクラムは上手くマネージングして、彼が約束したものを私たちに届けました。アッル・アルジュンのために映画を観てください。特に彼のファンにとって、彼は映画の中で輝いているでしょう」と批評している[33]。
ザ・クイント(英語版)のカールティク・ケーラマルは映画を「楽しさを約束するエンターテイナー」と表現し、「P・S・ヴィノード(英語版)の撮影技術はアクション・エピソードの映像を前衛絵画のように見せてきます。そして何より、楽曲はご馳走です!まさにご馳走なのです!」と批評している[34]。インターナショナル・ビジネス・タイムズのバーヴァナ・シャルマは「アッル・アルジュンは2年間のギャップを経て戻ってきました。観客の期待に応え、いたるところにトリヴィクラムの印象を記した『Ala Vaikuntapurramloo』はサンクランティの祝祭の音色が鳴り響き、一見の価値があることを保証します」と批評している[35]。ザ・ヒンドゥー(英語版)のサンギータ・デヴィ・ドンドゥーは、映画を「トリヴィクラムとアッル・アルジュンのデュエットによるエンターテインメント・ドラマ」と表現している[36]。
出典
- ^ “Censor Certificate Ala Vaikunthapurramloo”. 123telugu.com. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “AVPL 10 days Gross WW”. IB Times (2020年1月22日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ “Allu Arjun donates Rs 10 lakh to FNA after Ala Vaikunthapurramuloo sets non-Baahubali record”. International Business Times (2020年2月5日). 2020年5月21日閲覧。
- ^ “ALA VAIKUNTHAPURRAMULOO”. British Board of Film Classification. 2020年1月8日閲覧。
- ^ “'Ala Vaikunthapurramuloo' Starring Allu Arjun Enters Rs 200 Crores Club Worldwide”. Republic TV. 2020年1月28日閲覧。
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- ^ Sangeetha Devi Dundoo (2020年1月12日). “Ala Vaikunthapurramuloo film review”. The Hindu. オリジナルの2020年1月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200113175751/https://www.thehindu.com/entertainment/movies/ala-vaikunthapurramuloo-review-this-trivikram-srinivas-and-allu-arjun-film-hits-the-right-notes/article30549122.ece 2020年1月14日閲覧。
外部リンク
- Ala Vaikunthapurramuloo - IMDb(英語)
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2010年代 |
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2020年代 |
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