「マザーズ・リトル・ヘルパー」(Mother's Little Helper)は、ローリング・ストーンズの楽曲。1966年のアルバム『アフターマス』収録。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。アメリカ他数カ国でシングル・リリースされた。
解説
録音は1965年12月7日から10日にかけて、ロサンゼルスのRCAスタジオにて行われた[1]。イギリスではアルバム『アフターマス』の中の1曲として発表されたが、アメリカでは同アルバムには収録されず、アルバムと同日にシングルとして発表された(B面は同アルバム収録の「レディ・ジェーン」)。全米ビルボードチャートで8位にランクインした。B面の「レディ・ジェーン」も24位につけている[2]。テンポの速いシャッフル・ビートのロック・ナンバーだが、歌詞の内容を反映してかメロディは陰鬱で、アシッド・フォークとでも言うべきアレンジがなされている。シタールのような音はキース・リチャーズによる12弦エレキギターのスライド・プレイで、ブライアン・ジョーンズはバッキングのアコースティックギターをプレイしている[3]。
歌詞は抗不安薬中毒に陥る主婦について歌ったもので、当時大きな話題になった[4]。この曲は、2002年のモジョ誌の年末企画「100グレイテスト・ドラッグ・ソングス」で70位にランクインした。ストーンズの曲でこのランキングに選ばれたのは、これ以外に「シスター・モーフィン」(1971年のアルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録)が4位でランクインしている[5]。
ストーンズのコンサートではリリース当時の1966年のツアーでのみ[3]。また当時、音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で披露されたことがある[6]。
参加ミュージシャン
脚注
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、 筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)108頁。
- ^ The Rolling Stones - Chart history | Billboard:
- ^ a b c d e f g h “Mother's Little Helper:” (英語). 2016年12月7日閲覧。
- ^ 『アフターマス』日本版リマスターCD(2002年)の越谷政義による解説より。
- ^ SIGHT VOL.14 特集「ロックの正義!!ストーンズ全100ページ」(株式会社ロッキング・オン、2003年)9頁。
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、 筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)120頁。
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旧メンバー | |
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代表曲 | |
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アルバム | UK スタジオ・アルバム (1964–1967) | |
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US スタジオ・アルバム (1964–1967) | |
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スタジオ・アルバム (1967–現在) | |
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UK コンパクト盤 | - ザ・ローリング・ストーンズ(1964)
- ファイヴ・バイ・ファイヴ(1964)
- ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!(1965)
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ライブ・アルバム | |
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コンピレーション | |
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アブコ編集盤 | |
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デッカ編集盤 | |
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その他のアルバム | |
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映像作品 | |
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ライブ・ツアー | - アメリカン・ツアー 1969
- ヨーロピアン・ツアー 1970
- UKツアー 1971
- アメリカン・ツアー 1972
- パシフィック・ツアー 1973
- ヨーロピアン・ツアー 1973
- ツアー・オブ・アメリカ '75
- ツアー・オブ・ヨーロッパ '76
- USツアー 1978
- アメリカン・ツアー 1981
- ヨーロピアン・ツアー 1982
- スティール・ホイールズ/アーバン・ジャングル・ツアー
- ヴードゥー・ラウンジ・ツアー
- ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアー
- ノー・セキュリティ・ツアー
- リックス・ツアー
- ア・ビガー・バン・ツアー
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マネージャー | |
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プロデューサー | |
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外部ミュージシャン | |
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関連人物 | |
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関連項目 | |
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カテゴリ |
典拠管理データベース | |
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