ブガッティ・ディーヴォ

ブガッティ・ディーヴォ
フロント
リア
概要
販売期間 2019年-
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアクーペ
パワートレイン
エンジン 8.0L W16 クワッドターボ
最高出力 1,103kW(1,500PS)/6700rpm
変速機 7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,711 mm
全長 4,641 mm
全幅 2,018 mm
全高 1,212 mm
車両重量 1,961 kg
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ディーヴォDivo)とは、ブガッティ・オトモビルが2019年から全世界40台限定で製造しているハイパーカーである。

「ディーヴォ」という車名はかつてブガッティに乗り活躍したレーシング・ドライバーのアルベルト・ディーヴォ(Albert Divo)から採られている[1]

概要

シロンの派生モデルとして2018年8月24日に発表された[2]。シロンと比較して、よりサーキット走行に仕向けたモデルとなっている。販売価格は500万ユーロ(約6億2600万円)。全世界で40台の限定販売だが、発表当日のうちに完売している[3]

パワートレイン

エンジン形式はシロンと同じ8リッター W16 4ターボエンジンで、スペックも最高出力1500馬力、最大トルク163.2kgmと変わりないが、各部で軽量化が図られており、車重はシロンより34kg軽い1961kgとなっている。軽量化のため、センターコンソールとドアトリムの収納も省略されている。[4]

デザイン

デザインはブガッティ ビジョン グランツーリスモ同様、ブガッティ・タイプ57 タンクにインスピレーションを受けたものとなっている[5]。シロンとも似通ったスタイリングだが、より強力なダウンフォースを得るための改良が施されている[6]。サスペンションのセッティングも異なっており、シロンに比べてネガティブキャンバ角を大きくし、スプリングレートも硬くなっている[7]

性能

概ねシロンと変わりないが、ダウンフォースの増加によりハンドリングが向上している。南イタリアのナルドにあるテストコースでは、シロンのラップタイムを8秒短縮した[8]

脚注

  1. ^ “ブガッティ ディーヴォ、コーチビルディングの伝統を復活させてデリバリーがスタート”. GENROQ Web(ゲンロク ウェブ) (2020年4月30日). 2020年7月9日閲覧。
  2. ^ “World premiere for the Divo” (英語). www.bugatti.com. 2020年7月14日閲覧。
  3. ^ DIGITAL, AUTOCAR. “ブガッティ・ディーヴォ発表 6億円超え、40台限定モデル 画像30枚 - ニュース”. AUTOCAR JAPAN. 2020年7月14日閲覧。
  4. ^ “ブガッティ、500万ユーロで完売の『ディーヴォ』にオンラインコンフィギュレーター…40名の顧客のために”. レスポンス(Response.jp). 2020年7月7日閲覧。
  5. ^ en:Bugatti Divo(12:15 07 July 2020)より抄訳
  6. ^ “Official Bugatti Divo: Built for corners!” (英語). www.bugatti.com. 2020年7月9日閲覧。
  7. ^ “The Bugatti Divo is finally ready” (英語). Top Gear (2020年4月27日). 2020年7月14日閲覧。
  8. ^ “【スーパーカー年代記 111】ブガッティ ディーヴォは、最高速380km/hを誇る6億円モンスター”. www.msn.com. 2020年7月7日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、ブガッティ・ディーヴォに関するカテゴリがあります。
 
ブガッティ・オトモビル (Bugatti Automobiles SAS 1998 - 現在)
現行の車種
生産終了
コンセプトカー
関連人物
 
ブガッティ・アウトモビリ (Bugatti Automobili S.p.A. 1987 - 1995)
販売車種
 プロトタイプ
関連人物
  • ロマーノ・アルティオーリ(英語版)
 
ブガッティ (Automobiles Ettore Bugatti 1910 – 1963)
ロードカー
レーシングカー
関連人物
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