デリック・ジョンソン

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デリック・ジョンソン
Derrick Johnson
refer to caption
現役時代
基本情報
ポジション ラインバッカー
生年月日 (1982-11-22) 1982年11月22日(41歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ウェーコ
身長: 6' 3" =約190.5cm
体重: 242 lb =約109.8kg
経歴
大学 テキサス大学
NFLドラフト 2002年 / 1巡目全体15位
初出場年 2005年
初出場チーム カンザスシティ・チーフス
所属歴
2005-2017 カンザスシティ・チーフス
2018 オークランド・レイダース
受賞歴・記録
オールプロ選出(1回)
2011年
プロボウル選出(4回)
2011年-2013年、2015年
その他受賞・記録
ディック・バトカス賞(2004年)
ブロンコ・ナグルスキー賞(2004年)
ジャック・ランバート賞(2004年)
マック・リー・ヒル賞(2005年)
NFL 通算成績
タックル 1169回
サック 27.5回
インターセプト 14回
ファンブルフォース 23回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

デリック・ジョンソン(Derrick "DJ" Johnson 1982年11月22日- )はテキサス州ウェーコ出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはラインバッカー。兄のドワイト・ジョンソン(英語版)はNFLでプレーしたことがあるディフェンシブエンド[1]

経歴

プロ入り前

高校時代には170タックル(103タックル)、6.0サック、5ファンブルフォース、2インターセプト(1回はリターンタッチダウンをあげた。)の成績を残した。ある試合では30タックル、4ファンブルフォースを記録した。2000年にセドリック・グリフィンやジョナサン・スコットらと共にUSアーミー・オールアメリカンボウルに出場している。

その後、テキサス大学に進学した彼は4年次にディック・バトカス賞、ブロンコ・ナグルスキー賞、ジャック・ランバート賞を受賞、チームは10勝1敗の成績を残し2005年1月1日のローズボウルではミシガン大学を破った。

カンザスシティ・チーフス

2005年NFLドラフト1巡目でカンザスシティ・チーフスに指名された。1ヶ月ほどホールドアウトした後、彼はチーフスと5年間1,040万ドルの契約を結んだ[2]。この年全16試合全てで先発出場を果たしたがこれはチーフスの新人ラインバッカーとしては20年ぶりのことであった。そして彼はマック・リー・ヒル賞(その年最も活躍したチーフスの新人に送られる賞)を受賞した。

2009年シーズン途中に足首の負傷でデモリオ・ウィリアムズに先発の座を奪われたが、2010年シーズン、先発に復帰し好スタートを切ったチーフス守備陣の中で多くのタックルをマークしている[3]。11月、5年間で3400万ドル(1500万ドルの保証を含む)の契約延長を果たした[4][3]

2010年1月3日のデンバー・ブロンコス戦で相手QBカイル・オートンのパスを2回インターセプトし、いずれもリターンタッチダウンをあげた[5]。ラインバッカーの選手が1試合で2インターセプトリターンタッチダウンをあげたのは1970年にNFLがAFLと統合して以来ケン・ノートン・ジュニアに続いて史上2人目のことであった[6]

2010年、第15週のセントルイス・ラムズ戦では13タックルをあげて勝利に貢献、AFCの週間MVP守備部門に選ばれた[7]

2011年サンディエゴ・チャージャーズ戦では13タックル、1サック、1インターセプトをあげる活躍でオーバータイムでの勝利に貢献、4度目の週間MVPに選ばれた[8]。この年初めてプロボウルに選出された。プロボウルではエリック・ウェドルからのラテラルパスを受けてタッチダウンをあげた[9]

2013年もプロボウルに選ばれ、9タックル、1ファンブルフォースをあげて、守備MVPに選ばれた[10]

2014年、シーズン開幕の先発インサイドラインバッカーに選ばれた。シーズン開幕戦のテネシー・タイタンズ戦では3Qで退くまでに4タックルをあげたが、この試合でアキレス腱を断裂し、シーズン絶望となってしまった[11] 。2014年9月9日、チーフスはジョンソンを故障者リスト に送った。[12]

2015年も、シーズン開幕メンバーのインサイドラインバッカーになる[13] 。この年はシーズン全試合に先発出場し、116タックル、4サック 、2ファンブルフォース2インターセプトの成績を残した[14]

この年のチーフスは地区2位となり、ワイルドカードを獲得した。 2016年の1月9日のヒューストン・テキサンズとのワイルドカードゲームでは、6回のタックルを記録し、チームも30-0で勝利した[15] が、翌週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦は27-20で敗れた[15]

1月25日、 第50回スーパーボウルに出場するカロライナ・パンサーズルーク・キークリーに代わり、プロボウルに選出された[16]

2016年3月9日、チーフスと3年契約を結びチームに残留した[17][18]

9月18日の ヒューストン・テキサンズ戦では11タックルを記録すると、翌週のニューヨーク・ジェッツ戦では10タックル、インターセプトリターンタッチダウンを記録し、チームの勝利に貢献した。[19] この年は13試合に先発出場し、90 タックルを記録した[14]

2017年、15試合に先発出場し、71タックルを記録し、[14] この年のチーフスの地区優勝に貢献した。2018年1月6日のテネシー・タイタンズとのワイルドカードゲームでは、8タックルを記録し、タイタンズのQB マーカス・マリオタにサックを浴びせるなど活躍を見せるも、チームは21–22で敗れた[20]

2018年3月14日にフリーエージェントとなった[21]

オークランド・レイダース

2018年5月4日、オークランド・レイダースと1年契約を結んだ[22] 。しかし、同年の10月16日にレイダースからリリースされた[23][24]

現役引退

2019年5月8日、 チーフスと1日契約を結び、現役を引退した[25]

人物

チーフスに入団した選手としてはデリック・トーマス、パーシー・スノーに続いて3人目のディック・バトカス賞受賞者(その年カレッジフットボールで最も活躍したラインバッカー)である。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Chiefs linebacker Derrick Johnson let his play speak for him”. kansascity.com (2010年11月13日). 2010年11月23日閲覧。
  2. ^ “Chiefs Ink Top Draft Pick Derrick Johnson”. kan.scout.com (2005年7月31日). 2010年11月23日閲覧。
  3. ^ a b “Chiefs LB Derrick Johnson signs new contract”. boston.com (2010年11月8日). 2010年11月23日閲覧。
  4. ^ “チーフス、ようやく開花の元ドラ1LBと契約5年延長”. NFL JAPAN (2010年11月9日). 2010年11月23日閲覧。
  5. ^ “【第17週】チーフスが大勝、同地区ブロンコスに引導渡す”. NFL JAPAN (2010年1月4日). 2011年11月5日閲覧。
  6. ^ “第7週から7つの偉大な記録、“T・O”史上5人目の快挙”. NFL JAPAN (2010年10月26日). 2010年11月23日閲覧。
  7. ^ “LBジョンソン、CBグリムスが選出 週間MVP守備部門”. NFL JAPAN (2010年12月23日). 2010年12月23日閲覧。
  8. ^ “LBジョンソン、DEアブリルが受賞 週間MVP守備部門”. NFL JAPAN (2011年11月3日). 2011年11月5日閲覧。
  9. ^ “AFCが空中戦制す、MVPはWRマーシャル”. NFL JAPAN (2012年1月30日). 2012年2月6日閲覧。
  10. ^ “白熱のプロボウル、チーム・ライスが接戦制す”. NFL JAPAN (2014年1月27日). 2014年2月1日閲覧。
  11. ^ “Chiefs lose linebacker Derrick Johnson for season with torn Achilles”. YahooSports.com. 2014年9月8日閲覧。
  12. ^ “Chiefs Announce Roster Moves”. KCChiefs.com. 2015年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月10日閲覧。
  13. ^ “Ourlads.com: Kansas City Chiefs Depth Chart: 09/01/2015”. Ourlads.com. 2018年6月25日閲覧。
  14. ^ a b c “NFL Player stats: Derrick Johnson (career)”. 2018年6月24日閲覧。
  15. ^ a b “NFL Player stats: Derrick Johnson (2015)”. NFL.com. 2018年6月25日閲覧。
  16. ^ “Derrick Johnson named to Pro Bowl”. arrowheadaddict.com (2018年6月25日). 2018年6月25日閲覧。
  17. ^ “Spotrac.com: Derrick Johnson contract”. Spotrac.com. 2018年6月24日閲覧。
  18. ^ “Derrick Johnson Re-Signs with Chiefs: Contract Details, Comments and Reaction”. 2018年6月26日閲覧。[リンク切れ]
  19. ^ “NFL Game Center: Week 3-2016: New York Jets @ Kansas City Chiefs”. NFL.com. 2018年6月25日閲覧。
  20. ^ “NFL Player stats: Derrick Johnson (2017)”. NFL.com. 2018年6月25日閲覧。
  21. ^ “LB Derrick Johnson Set to Become Free Agent After 13 Seasons in Kansas City”. Chiefs.com (2018年2月13日). 2018年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月15日閲覧。
  22. ^ Patra, Kevin (2018年5月4日). “Ex-Chiefs LB Derrick Johnson joining rival Raiders”. NFL.com. 2019年8月21日閲覧。
  23. ^ “Raiders' Johnson cut; Lynch dealing with groin strain”. NFL.com. 2019年8月21日閲覧。
  24. ^ “Raiders release LB Derrick Johnson”. USAToday.com. 2019年8月21日閲覧。
  25. ^ “Derrick Johnson signs one-day contract to retire in red and gold”. KMBC.com. 2019年8月21日閲覧。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference (英語)
  • 今季のチーフス躍進を支えるLBデリック・ジョンソン誕生 (NFL JAPAN)
先代
ラリー・ジョンソン
カンザスシティ・チーフス
ドラフト1巡目指名
2005年
次代
タンバ・ハリ
  1. アレックス・スミス
  2. ロニー・ブラウン
  3. ブレイロン・エドワーズ
  4. セドリック・ベンソン
  5. キャデラック・ウィリアムス
  6. アダム・ジョーンズ
  7. トロイ・ウィリアムソン
  8. アントレル・ロール
  9. カルロス・ロジャース
  10. マイク・ウィリアムス
  11. デマーカス・ウェア
  12. ショーン・メリマン
  13. ジャマール・ブラウン
  14. トーマス・デービス
  15. デリック・ジョンソン
  16. トラビス・ジョンソン
  17. デビッド・ポラック
  18. エラスムス・ジェームス
  19. アレックス・バロン
  20. マーカス・スピアーズ
  21. マット・ジョーンズ
  22. マーク・クレイトン
  23. ファビアン・ワシントン
  24. アーロン・ロジャース
  25. ジェイソン・キャンベル
  26. クリス・スペンサー
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  31. マイク・パターソン
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各年のNFLドラフト
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