ジュディス・ヒル

ジュディス・ヒル
Judith Hill
ジュディス・ヒル(2011年)
基本情報
出生名 Judith Glory Hill
生誕 (1984-05-06) 1984年5月6日(40歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ポップスソウルR&Bネオ・ソウルファンクジャズ
職業 シンガーソングライター、ミュージシャン、作曲家
担当楽器 ボーカルピアノギターハープ
活動期間 2007年 -
レーベル ソニー・ミュージック、NPG
共同作業者 マイケル・ジャクソンジョシュ・グローバン、プリンス
公式サイト judithhill.com

ジュディス・ヒルJudith Hill1984年5月6日 - )は、アメリカ合衆国歌手カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。

経歴

父はアフリカ系アメリカ人ベーシスト、ロバート・ヒル(Robert "Pee Wee" Hill)、母は東京出身の日系移民ピアニスト、ミチコ・ヒル(Michiko Hill)。父と母は1970年代にファンク・バンドでの活動を通じて知り合った。彼女は英語と日本語を話すことができ、どちらの言語でも歌うことができる[1]。敬虔な音楽一家で育つ。

カリフォルニア州南部にあるバイオラ大学で音楽(作曲)の学位を取得した後、2007年、フランスへ渡りフランス人歌手のミッシェル・ポルナレフの公演に参加。その後、アメリカに帰国しシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせる。2009年マイケル・ジャクソンのカムバック・ツアー「THIS IS IT」のデュエット・パートナーとして採用され、2009年6月25日のマイケル・ジャクソン逝去まで数ヶ月間練習を積んだ[2]

マイケル・ジャクソン逝去に伴い上記ツアー中止。残りのツアー・メンバーとともに2009年7月7日にロサンゼルスのダウンタウンにあるステイプルズ・センターで催されたマイケルジャクソン追悼式典(英語版)に参加。同式典でクライマックスの1つである「ヒール・ザ・ワールド」のリードボーカルの大役を務め世界的な注目を浴びた。全世界でおよそ10億人が彼女の歌声を聞いたとされる。[3][4]

ツアーでジャクソンとデュエットで歌う予定であった「I Just Can't Stop Loving You」に因み、ジャクソンへのトリビュート曲「I Will Always Be Missing You」を発表。2009年終盤より彼女のウェブサイトで無料ダウンロードが開始され、2010年1月26日、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のDVD発売と同日にiTunesで配信され、全ての収益金が「Childhelp」に寄付されることとなった。

アメリカズ・ゴット・タレント』シーズン6優勝者のランダウ・ユージン・マーフィ・ジュニアのデビュー・アルバム『That's Life』でコラボレートした。

2012年、サンダンス映画祭でプレミア上映されたスパイク・リーの映画『Red Hook Summer』に彼女が作曲したオリジナルのバラードが多数使用された。リーは『ローリング・ストーン』誌に「彼女は驚異的才能がある。彼女はどんな大物とも歌うことができる」と語った[5]

『ザ・ヴォイス』

オーディション番組『ザ・ヴォイス』第4シーズンに参加。2013年3月25日に最初のエピソードが放送され、クリスティーナ・アギレラの「What a Girl Wants」を歌い、アダム・レヴィーンシャキーラ、アッシャー、ブレイク・シェルトンの4人の審査員全員が「I Want You」ボタンを押して椅子が回転した。苦渋の決断により、チーム・アダムを選択。「彼女はグラミー賞を獲得するようなスーパースターになる。そのために彼女は僕のチームを選んだ」とアダムは語った。

バトル・ラウンドでは「It's a Man's Man's Man's World」を歌いカリナ・イグレシアスと対決。この対決は2012年のアマンダ・ブラウン対トレヴィン・ハントの「Vision of Love」と並び『ザ・ヴォイス』史上最高の対決の1つとされる。アダムは彼女を次のノックアウト・ラウンドに進ませた。ノックアウト・ラウンドではオーランド・ディクソンと対決し勝利した。これにより上位16位に残り、生放送に切り替わった。最有力候補とみられていたが、上位8位の演奏後の2013年5月28日に敗退。上位8位での彼女とチームメイトのサラ・サイモンズの敗退は『ザ・ヴォイス』史上最も衝撃的な出来事の1つとされる[6]

『ザ・ヴォイス』での演奏曲

ラウンド オリジナル 出場順番 結果
ブラインド・オーディション "What a Girl Wants" クリスティーナ・アギレラ 14 満場一致 - アダム・レヴィーンのチームに参加
バトル・ラウンド "It's a Man's Man's Man's World"
(vs. カリナ・イグレシアス)
ジェイムス・ブラウン N/A コーチにより合格
ノックアウト・ラウンド "Always on My Mind"
(vs. オーランド・ディクソン)
ブレンダ・リー 5 コーチにより合格
ライヴ・プレイオフ "Feeling Good" ニーナ・シモン 8 合格 (一般投票)
Top 12 君の友だち
"You've Got a Friend"
ジェイムス・テイラー 9 合格
Top 10 ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール
"The Way You Make Me Feel"
マイケル・ジャクソン 2 合格
Top 8 "#thatPOWER" ウィル・アイ・アム feat. ジャスティン・ビーバー 1 不合格

『バックコーラスの歌姫たち(原題:20 Feet from Stardom)』

2013年6月14日、アメリカで公開されたドキュメンタリー映画『バックコーラスの歌姫<ディーバ>たち(原題:20 Feet from Stardom )』に彼女および何人かのバックアップ・シンガーが出演。2013年1月のサンダンス映画祭で初公開された[7]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • Back in Time (2015年)
  • Golden Child (2018年)
  • Studio Live Session (2019年)
  • Baby, I'm Hollywood! (2021年)

シングル

  • "I Will Always Be Missing You" (2009年)
  • "Desperation" (2013年)
  • "Remember When It Rained" (2014年) ※デュエット with ジョシュ・グローバン
  • "Party Rockers" (2014年) ※ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンドのアルバム『ライフ・イン・ザ・バブル』収録
  • "Cry Cry Cry" (2015年)
  • "Abracadabra" (2018年)
  • "Upside" (2019年)
  • "Here Comes the End" (2020年) ※with ジェラルド・ウェイ

サウンドトラック

  • Red Hook Summer (Songs from the Original Motion Picture Soundtrack) (2012年)

脚注

  1. ^ Judith singing a mans world in Japanese
  2. ^ https://www.youtube.com/watch?v=q8Hwp_xF_GY&feature=youtube_gdata_player/Judith Judith & Michael Jackson
  3. ^ http://www.rollingstone.com/rockdaily/index.php/2009/07/07/judith-hill-heal-the-world-singer-from-jackson-memorial-revealed/
  4. ^ http://www.judithhillmusic.com/bio.asp
  5. ^ http://www.rollingstone.com/movies/news/spike-lee-makes-musical-discovery-for-red-hook-summer-20120120#ixzz1kE7CllAq
  6. ^ [1]
  7. ^ Hollywood Reporter review

関連項目

外部リンク

  • Judith Hill Music
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • ジュディス・ヒル - Myspace
  • Interview with Entertainment Tonight - July 9, 2009
  • Reflections On Media: Judith Hill - The Amazing Singer From The Michael Jackson Memorial & The Voice
  • Judith singing a mans world in Japanese (日本語での歌)
  • Judith & Michael Jackson (マイケル・ジャクソンとのデュエット)
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